ロシア(旧ソ連)の宇宙輸送システム ENGLISH

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月探査機を打ち上げたモルニヤロケット

 
(中国発行、1959年、SC#425)

ボストークロケット

 
 
(ソ連発行、1965年、SC#3580)
コスモスロケット(КОСМОС)

 コスモスロケットは主にプレセツク射場から打ち上げられるソ連の小型ロケットです。ほとんど大陸間弾道ミサイル(ICBM)と同じ 形をしています。

 この切手はドイツとのインテルコスモス計画による衛星打上げを描いています。

ドイツ民主共和国発行、1978年、SC#1899)
ソユーズロケット(СОЮЗ)

 有人宇宙飛行では、ソユーズロケットが使われます。射場はカザフスタン共和国にあるバイコヌール(またはチュラタム)宇宙基地で す。
 ソユーズとはロシア語で「同盟」のことです。
 同じソユーズでも、ソユーズ宇宙飛行船と混同しないよう注意が必要です。(有人宇宙船を参 照)

(ソ連発行、1981年、SC#4921)
ソユーズロケットの内陸輸送

 ソユーズロケットはソ連の内陸部を鉄道で横積みにして輸送されます。

 第1段のメインエンジンはクラスタ型で4個の液体エンジンで1組になっています。ブースターはその周りに4組あります。合計20個も液体エンジンが使わ れています。その代わり固体ブースターはありません。

(ソ連発行、1978年、SC#4670)
プロトンロケット(ПРОТОН)

バイコヌール射場50年記念切手

  (切手提供:川井孝之様)
 
(ロシア発行、2004年)
ドニエプルロケット(ДНЕПР)

 弾道ミサイルから派生したウクライナの小型ロケットです。

(ウクライナ発行、2005年)
ツィクロンロケット(ЧИКЛОН)

 弾道ミサイルから派生したウクライナの大型ロケットです。

(ウクライナ発行、2005年)
ゼニットロケット(ЗЕНИТ)

 弾道ミサイルから派生したウクライナの大型ロケットです。

(ウクライナ発行、2005年)
その他のロケット
 モルニヤ(МОЛНИЯ)
 スタールト(СТАРТ)
エネルギアロケット(ЭНЕРГИЯ)

 スペースシャトルによく似たブランを打ち上げたソ連で最強のロケットです。

 エネルギアとは、「力」とか「エネルギー」という意味です。

 切手の右端にあるSL−17というのはエネルギアの型式名です。なお、ロケットは英語では「LAUNCH VEHICLE」といいます。

 この切手の図案はブランを搭載せず弾道飛行(サブオービタル)の打上げを行ったときの姿です。

ネビス発行、1993年、SC#775)
宇宙往還機ブラン(БУРАН)

 米国のスペースシャトルによく似たソ連のブランは、1988年にバイコヌール基地から打ち上げられ、約3時間で地球を2周して、元の打上げ基地に無事着 陸しました。

 ブランとはロシア語で「大吹雪」のことです。

(ソ連発行、1988年、SC#5743)
海上打上げのゼニット(ЗЕНИТ)3SLロケット

 海上打上げは米国・ロシア・ノルウェー・ウクライナの企業が共同で設立したシーロンチ社が実施しています。南米沖など静止衛星打上げに有利な位置から、 インマルサットや各国の商業通信衛星を打ち上げています。
 
(ロシア発行、2000年、SC#6585)
プレセツク射場

 ロシア北方の射場。50周年を記念する切手。
 
(ロシア発行、2007年、縮小率50%)
打上げ管制を行うダウンレンジ船

 ロシアはロケットの打上げ時に、要所にダウンレンジ船を配置します。丸い部分はレーダ装置をカバーするドームです。
 
(ソ連発行、1978年、SC#4672)
宇宙船のドッキング

 宇宙船のドッキングは宇宙輸送システムの一環です。
 
(ソ連発行、1978年、SC#4692)
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