中国の地球観測衛星 ENGLISH

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(1)回収式写真撮影衛星

返回式衛星(FSW) FSW 1 国際標識番号:1975-111A
 英語ではRecoverable Satelliteです。
 中国語の発音では返回=Fanhui、式=Shi、衛星=Weixingなので、略してFSWとなります。
 打上げ後2週間ほど周回し、中国南部に再突入してパラシュートで落下します。発見しやすいようにパラシュートは赤主体の派手な色になっています。
 FSW1−5では、再突入の噴射に失敗し、いつどこへ落下するかわからないということで大騒ぎになりました。通常の衛星と異なり、大気圏で燃え尽きないようになっているからです。
 光学カメラを搭載して地上の撮影を行います。1次電池使用のために充電ができないので、電池の容量で寿命が決まるようです。
(中国発行、1986年、SC#2021)

(2)気象衛星
 極軌道周回型の風雲1号・3号と静止軌道の風雲2号があります。
 中国は2007年1月に中国のミサイルにより運用終了した風雲1Cを破壊し、15万個以上の宇宙デブリを発生させました。

極軌道周回型気象衛星「風雲1号」
風雲1号A 国際標識番号:1988-080A


この他に、ひまわり5号とよく似た静止気象衛星「風雲2号」を運用中。2008年には風雲1号の後継機「風雲3号」を打ち上げました。

(中国発行、2000年、SC#3032)

(3)最近の地球観測衛星シリーズ
 ブラジルと共同の資源探査衛星 CBERSシリーズ CBERS-1 国際標識番号:1999-057A
 資源探査衛星 ZYシリーズ(資源=ZiYuan) ZY-2 国際標識番号:2000-050A
 海洋観測衛星 HYシリーズ(海洋=HaiYang) HY-1 国際標識番号:2002-024A
 軍事偵察衛星 YGシリーズ(遥感=Yaogan、リモートセンシング) YG-1 国際標識番号:2006-015A
 環境監視衛星 HJシリーズ(環境=HuanJing、AとBは光学、Cはレーダ) HJ-1A 国際標識番号:2008-041A
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