ロシア(旧ソ連)の宇宙飛行士(コスモノート) ENGLISH

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 米国の宇宙飛行士がアストロノートなのに対し、ソ連の宇宙飛行士はコスモノートと呼ばれます。搭乗時間の累計は非常に長くなっていますが、2008年9月までの宇宙飛行士の人数は103人で、米国の3分の1です。かなりの割合で切手に描かれています。


ガガーリン(最初の宇宙飛行士)

人類初の有人宇宙船ボストーク1号に搭乗し、108分間飛行しました。

その他のガガーリンの切手は別室へどうぞ。

(ソビエト連邦発行、1961年、SC#2463)

チトフ

有人宇宙船ボストーク2号に搭乗し、1日以上周回しました。
その他のチトフの切手は別室へどうぞ。

(ソビエト連邦発行、1961年、SC#2510)

ニコラエフ

有人宇宙船ボストーク3号に搭乗し、4号と編隊飛行をしました。
その他のニコラエフの切手は別室へどうぞ。

(ソビエト連邦発行、1962年、SC#2627)

ポポビッチ

有人宇宙船ボストーク4号に搭乗し、3号と編隊飛行をしました。

(ソビエト連邦発行、1962年、SC#2628)
ブイコフスキ(左)とテレシコワ(右、最初の女性宇宙飛行士)

ボストーク5号と6号で編隊飛行を行いました。
その他のテレシコワの切手は別室へどうぞ。

(ソビエト連邦発行、1967年、SC#2749)

この後、ボスホート宇宙船2機で5人の宇宙飛行士が飛行します。
ボスホート1号の飛行

 2人乗りが普通という有人宇宙船ボスホート1号に無理に3人を乗せました。
 宇宙服なしというかなり危険な搭乗でした。
 左からV.コマロフ、K.フェオクチストフ、B.エゴロフ。
 その他のコマロフらの切手は別室へどうぞ。
 なお、コマロフは後にソユーズ1号で墜落死します。
(ソビエト連邦発行、1964年、SC#2955)
ボスホート2号の飛行

左:ベリャエフ、右:レオノフが搭乗。レオノフは世界初の宇宙遊泳を行いました。
その他のベリャーエフらの切手は別室へどうぞ。

(ソビエト連邦発行、1965年、SC#3043-44)

1967年からはソユーズ(СОЮЗ)宇宙船の打上げが始まりました。

ソユーズ1 から ソユーズ10まで (1号は宇宙飛行士死亡、2号は無人、3号以降17人が)飛行


ソユーズ4号と5号のドッキング

4号にはV.シャタロフが、5号にはB.ボルイノフ、A.エリセーエフ、Y.フルノフの3名が搭乗し、ドッキングして移乗しました。

(ソビエト連邦発行、1969年、SC#3571)

ソユーズ6号、7号と8号の編隊飛行
6号左:G.ショーニン、右:V.クバソフ、
7号左:A.フィリプチェンコ、中:V.ボルコフ、右:V.ゴルハトコ、8号左:V.シャタロフ、右:A.エリセーエフが搭乗。
(ソビエト連邦発行、1965年、SC#3655-57)
ソユーズ11号で3人の宇宙飛行士が死亡

 ソユーズ11号にはG.ドブロボルスキー(左)、V.ボルコフ(中)とV.パツァエフ(右)が搭乗し、サリュート1号に移乗しましたが、帰還時に宇宙船の気密保持装置が故障して、3人とも死亡しました。この切手はその追悼の意味で発行されました。

(ソビエト連邦発行、1971年、SC#3904)
ソユーズ12号

 ソユーズ12号にはV.ラザレフ(左)とO.マカロフ(右)が搭乗しました。まる2日間の飛行で改良された船体と装備の試験を行いました。

(ソビエト連邦発行、1974年、SC#4176)
ソユーズ13号

 ソユーズ13号にはP.クリモク(左)とV.レベデフ(右)が搭乗しました。アポローソユーズ計画の試験飛行と思われます。

(ソビエト連邦発行、1974年、SC#4177)
ソユーズ14号

 ソユーズ14号にはP.ポポビッチ(左)とY.アルチュ−ヒン(右)が搭乗しました。サリュート3号とドッキングして移乗しました。
 ポポビッチはボストーク4号でも飛行しています。

(ソビエト連邦発行、1974年、SC#4256)
ソユーズ15号

 ソユーズ15号にはG.サラファノフ(左)とL.デミン(右)が搭乗しました。サリュート3号とのドッキングには失敗した模様です。

(ソビエト連邦発行、1974年、SC#4257)
ソユーズ16号

 ソユーズ16号にはA.フィリプチェンコ(左)とN.ルカビシニコフ(右)が搭乗しました。アポローソユーズ計画の試験飛行を行いました。

(ソビエト連邦発行、1974年、SC#4311)
ソユーズ17号・サリュート(САЛЮТ)4号

 ソユーズ17号にはA.グバレコ(左)とG.グレチコ(右)が搭乗しました。サリュート4号とドッキングして移乗しました。

(ソビエト連邦発行、1974年、SC#4310)

ソユーズ19号はアポロ18号と共同飛行を行いました。(米国の有人宇宙飛行参照)

ソユーズ19号に搭乗した宇宙飛行士

 左からレオーノフとクバソフです。
  (リベリア発行、1975年、SC#720)

ソユーズ21号・サリュート5号

 ソユーズ21号にはB.ポルイノフ(左)とV.ツォロポフ(右)が搭乗しました。サリュート5号にドッキングし、軍事ミッションを行いました。

(ソビエト連邦発行、1976年、SC#4475)
ソユーズ22号

 ソユーズ22号にはV.ブィコフスキー(右)とV.アクショーノフ (左)が搭乗しました。


(ソビエト連邦発行、1976年、SC#4537)
ソユーズ23号

 ソユーズ23号にはV.ズードフ(右)とV.ロジェストウエンスキー(左)が搭乗しました。


(ソビエト連邦発行、1977年、SC#4552)
ソユーズ24の飛行

 ソユーズ24号にはV.ゴルバトコ(右)とY.グラズコフ(左)が搭乗しました。

(ソビエト連邦発行、1977年、SC#4570)
ソユーズ26の飛行

ソユーズ26号にはY.ロマネンコ(左)とG.グレチコ(右)が搭乗しました。
 

(ソ連発行、1978年、SC#4664)
ソユーズ26、ソユーズ27の飛行

ソユーズ27号にはV.A.ジアニベコフ(左)とO.G.マカロフ(右)が搭乗しました。
 

(ソ連発行、1979年、SC#4758)
175日宇宙滞在達成

V.リューミン(左)とV.リヤホフ(右)は 175日間の宇宙滞在を達成しました。
 

(ソ連発行、1979年、SC#4782-83)
ソユーズT2の飛行

 プロトタイプのソユーズ宇宙船は40号まで打ち上げられました。5号以降は改良型のソユーズTのシリーズと並行運用(旧型は主にインターコスモス)でしたが、1982年のソユーズT5以降は新型のみになりました。

 ソユーズT2では切手の左からY.マルイシェフ/V.アクショーノフ の2名が搭乗しました。

(ソビエト連邦発行、1981年、SC#4861)
ソユーズT3の飛行

 ソユーズT3では切手の左からO.マカロフ/L.キジム/G.ストレ力ロフの3名が搭乗しました。

(ソビエト連邦発行、1981年、SC#4920)
ソユーズ35の飛行

 ソユーズ35号では切手の左からL.ポポフとV.リューミンの2名が搭乗しました。

 2人はソユーズ37号で帰還するまで、サリュート6号に滞在していて、合計宇宙滞在期間が185日という新記録を達成しました。リューミンはその前年に175日間の滞在をしており、462日の間に360日は宇宙にいたという計算になります。

(ソビエト連邦発行、1981年、SC#4918)
ソユーズT4の飛行

 ソユーズT4では切手の左からV.コワレノク/V.サビヌイフの2名が搭乗しました。
 サリュート6号とドッキングし、74日間宇宙に滞在しました。

(ソビエト連邦発行、1981年、SC#4992)
ソユーズT5の飛行

 ソユーズT5では切手の左からA.ベレゾボイ/V.レベデフの2名が搭乗しました。
 サリュート7号とドッキングし、211日間宇宙に滞在し、ソユーズT7で帰還しました。
 
(ソビエト連邦発行、1983年、SC#5137)
ソユーズT7の飛行

 ソユーズT7では切手の左からL.ポポフ/S.サビツカヤ/A.セレブロフ の3名が搭乗しました。
 サビツカヤは2人目の女性宇宙飛行士です。
 
(ソビエト連邦発行、1983年、SC#5126)
ソユーズT9の飛行

 ソユーズT9では切手の左からV.リヤコフ/A.アレクサンドロフ の2名が搭乗しました。
 サリュート7号とドッキングし、149日間宇宙に滞在しました。
 
(ソビエト連邦発行、1984年、SC#5270)
ソユーズT10Bの飛行

 ソユーズT10Bでは切手の左からL.キジム/V.ソロビヨフ/O.アチコフ の3名が搭乗しました。
 サリュート7号とドッキングし、236日間宇宙に滞在し、ソユーズT11で帰還しました。
 なお、ソユーズT10Aは打上げ準備中に爆発し、搭乗していた2人の宇宙飛行士は緊急脱出しました。
 
(ソビエト連邦発行、1985年、SC#5376)
ソユーズT12の飛行

 ソユーズT12では切手の左からV.ジャニベコフ/S.サビツカヤ/ I.ウオルクの3名が搭乗しました。
 サリュート7号とドッキングし、11日間宇宙に滞在しました。
 サビツカヤは女性で初の船外活動を行いました。

(ソビエト連邦発行、1985年、SC#5384)
 この後、ミール宇宙ステーションの打上げがあり、ソユーズ宇宙船やプログレス物資補給船の打上げが今日まで続いています。この頃からソ連では国際共同飛行や宇宙飛行士の日などの記念切手の発行は続けていますが、打上げ毎の宇宙飛行士は紹介しなくなりました。

ロシア(旧ソ連)の宇宙飛行士の訓練

ガガーリン宇宙飛行士訓練センター20周年

飛行訓練、水槽の中での擬似宇宙遊泳訓練、運動時の生理的な試験などを描いています。

(ソビエト連邦発行、1980年、SC#4862-64)
シリア宇宙飛行士の訓練

 ミールで行われたシリアとのインターコスモスでの地上訓練やソユーズロケットの打上げを描いています。

(ソビエト連邦発行、1987年、SC#5580)
宇宙飛行士の訓練

 セントリフュージ(遠心加速機)での訓練とソユーズの帰還を描いています。

(ロシア発行、1994年、SC#6210)
宇宙飛行士の訓練

 訓練用のミールの地上モデルを描いています。

(ロシア発行、1994年、SC#6211)
宇宙飛行士の訓練

 実際の船外活動に近い訓練を行うため、重力が小さくなる水槽内での訓練を描いています。

(ロシア発行、1994年、SC#6212)
宇宙飛行士の日
1981年

 ソユーズとサリュート

(ソ連発行、1982年、SC#5034)
1983年
 ソユーズ宇宙船

(ソ連発行、1983年、SC#5135、縮小率50%)
1984年

 宇宙飛行士と地球

(ソ連、1984年、SC#5245)
テレシコワ飛行20周年


 テレシコワ

(ソ連、1984年、SC#5153)
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