中国の通信放送衛星と航行測位衛星 ENGLISH
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(1)衛星通信技術の開発

静止通信実験衛星STTWの静止軌道への投入(想像図) 

中国は1984年、初の静止衛星打上げに成功しました。
国際標識番号:1984-035A  地球の公転と静止衛星の軌道投入を関連付けて描いた図案は珍しいものです。
 衛星上部のデスパンアンテナはかなり小さいものです。
 下部の周囲に太陽電池を貼り詰めた部分が慣性で回転してスピン安定し、デスパンアンテナは動力で逆回転して、地球に対して同じ方向を保ちます。

(中国発行、1986年、SC#2025)

中国の静止通信衛星DFH3 (東方紅3)です。
国際標識番号:1994-080A
(中国発行、1996年、SC#2732)

(2)最近の実用通信衛星のラインナップ

最近の中国の衛星通信は、国営企業と民間企業でシェアを競っていましたが、中 国衛星通信企業「チャイナサット」に統合化されました。
 中星 Sinosat社を吸収した国営衛星通信企業の通信放送衛星。中星の20番台は軍事通信専用です。
 Apstar 香港のアプスター社の通信衛星
 Asiasat 香港のアジアサッ ト社の通信衛星

(3)データ中継衛星
2008年4月、中国は初のデータ中継衛星「天鏈1号」を打ち上げました。

国際標識番号:2008-019A

(4)中国の航行測位衛星 北斗2型
最初の準天頂衛星(IG1)の国際標識番号:2010-036A
この他静止衛星と中高度周回衛星も保有。16機を運用中。今後は北斗3型が主力。 (中国発行、2013年)

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